奈良県の介護士事情

全国的に見て高齢者の割合が多いエリアは、当然介護職員の需要も高いとされています。
そこで今回は、自分と縁が深い奈良県にフォーカスして色々調べてみました。

奈良県は、全国的に比較的高齢者の割合が多い地域と言われています。
実際、介護士不足の問題が懸念されているようです。

そんな中、介護業界の中でとりわけクローズアップされているのが、介護士たちのスキルアップやレベルアップに向けての具体的な取り組みがされていないという点です。

奈良県の多くの介護現場でも、しっかりした人材育成のためのマニュアルやプログラムを備えているところは少なく、場当たり的な指導や育成方法に頼っているケースは少なくないようです。その結果、新人さんは右も左もわからないまま、無我夢中で介護現場に飛び込み、必死に現場の仕事に取り組み、苦労している実情は珍しくないようです。

それで現場に慣れる人は良いですが、ついていけない人は結局辞めてしまいます。一人でも多くの人材を確保するためにも、人材育成に関する具体的な取り組みが必要なのはいうまでもないでしょう。

国や自治体では、各施設の運営に委ねるとしていますが、具体的な目標や期限の取り決めがないのも実情です。解決を図るためにも、早急にマニュアルやプログラムを作り上げることが求められています。

そんな中でも朗報なのが、ごくわずかながらも、介護士が経験と共に身につけるべき知識や教養などに言及したガイドライン作成の動きが出てきていることです。まだまだ、不備や改善点もありますが、介護職員としてのスキルアップやレベルアップを図る上で有用な方法として注目を集めています。

もし、奈良の土地に住み、介護の仕事に就きたいと考えているのなら、新人教育を重視している現場なのかを確認しておいた方がいいでしょう。それに併せて、奈良県の介護業界の実態もしっかり把握しておくことをおすすめします。